
チーム:VISAGE
人間の一番近くにある芸術は人間自身である。現在、この地球には70億以上の「顔」が存在します。そして、全ての人間が異なった「顔」を持っています。どの人間もほとんど同じく、口、耳に鼻、眉毛、シワを持っています。ほとんど同じなのに全部違います。それが「顔」です。
「顔」の芸術作品は、普段私達が見る「顔」とどのような違いがあるのでしょうか、ただ単に「美」と「醜」だけで判断できるものでしょうか。いや、そうではないでしょう。芸術作品に込められた思いは作られた作品の数だけあります。「顔」の作品だけを見てもそれは変わりません。むしろ、一つの作品から一人の人間のほとんどが分かるかもしれません。
本展では、絵画や写真、彫刻などジャンルを問わず作品を集め、年齢順に展示します。顔作品から、人の個性、感情、人生を鑑賞者に読み取ってもらうのが目的です。
そして、様々な顔作品を見て、最後に改めて自身の顔をみてもらい、自分自身を見つめなおしてもらいます。