
チーム:墨汁主義者の会
漫画と呼ばれるものには、ストーリー漫画、劇画、ナンセンス漫画、コミック漫画等々が存在する。
その「漫画」というプログラムの基礎・インターフェースを作ったのが手塚治虫だ。これが日本の漫画のルネサンスともいえる。今回の展示はその漫画の神様「手塚治虫」を起点として、現在までの多くの漫画家達の表現体系を展示する。
昨今、日本の所謂サブカルチャーを用いて海外への輸出拡大を図る「クール・ジャパン」戦略を日本政府は打ち出した。さて「サブカルチャー」とは一体なのだろう。
特に漫画というコンテンツは、政府のゴーサインで繁栄するのではなく、大衆が自発的に面白がって始めたフィールドが段々と広がっていったことは自明だ。カルチャーはサブカルチャーが肥大したものなのだと考える。さすれば「クール・ジャパン」はそうしたサブカルチャーをカルチャーとして扱おうと、我が物顔で上から目線で推し進める政策ではないだろうか。
しかし漫画は、カルチャーになってもサブカルチャーになっても、きっと存在意義は変わらない。
いろいろなことを教えてくれる、まるで教科書のような存在でそこにいる。
漫画のリーディング、ライティング、スピーキングを遊んで覚えよう。
漫画の自由さの虜になれば、きっと毎日がもっと楽しくなる。