卒業後、仙台市内の洋菓子店で修行を積み、2010年に個人でお店を開業しました。今年で6年目になります。製造の基礎となっているのは紛れもなく洋菓子ですが、抹茶やきな粉、胡麻・小豆・ずんだや和三盆糖、桜など、日本人に馴じみ深い和の食材を積極的に取り入れ、見た目のしつらえや包装資材、店舗全体も和の雰囲気を感じられるのが特徴です。私たち日本人が慣れ親しんだ、誇るべき日本の良質な食材や文化を、長い歴史の中で多様に発展し続ける洋菓子の中でいかに調和させ、新しい価値を創ることができるか。食でありながら芸術の側面も色濃く持つ菓子創りという仕事を、和・洋のジャンルにとらわれない自由な発想で展開しています。今回のマルシェでは、当店で普段よりおやつにも贈り物にもご愛顧いただいている焼き菓子の中でも特に人気のお菓子たちをご用意いたします。