前回の「総合演習4(子供の学びと遊び)」では、準備風景をお伝えしましたが、その本番の様子もご紹介します。
6月23日(日)に、山形の南公園を舞台に「だがしや楽校」が開催されました。学科も学年もバラバラの学生たちがこの日のために授業後も準備を重ねて、自分たちの遊びの屋台を持ち寄りました。とてもいい天気の中で活動が行われました!日陰のところに遊びの屋台があります。今回は5つ出店。
最初に子供たちがくいついたのは『むにむにスライム屋台』。スライムをただ作るだけでなく、ガチャガチャケースや紙コップでスライムの家を作り、持ち帰れるのがポイント。まるでスライムがペットみたいでした。
ねりけしを使って小さい物を作る『ねりねり屋台』には、こども芸大に通う親子が遊びに来てくれました。「見本もないのに小さい物を作るなんて大変なんじゃ…」と心配していましたが、子どもたちからどんどんアイディアが出てきて、いつの間にかたくさんの作品ができていました。一度はまったら動けない屋台です。
『ペタコロ音楽家』では音楽を聴きながら手作りスタンプを押していきます。五線譜にあるのは音符ではなく、自分の感じた色や形です。学生のみんなもビーズでキラキラ光る楽譜づくりを子どもたちと一緒にを楽しんでいました。
『デコモンワールド』の屋台では、作ったモンスターを飾るためのジオラマはものすごい存在感でした!ジオラマの中には、マンションもあったようでみんなが作ったモンスターたちで満室になったそうです。
最後に紹介するのは、オリジナルの匂いをつくれる『くんくんアクション屋台』屋台。小さな箱の中に好きな香を入れていきます。「これいい匂い?」「〇〇みたい!」活動を通して自然と会話が弾みます。匂いのかぎすぎで、テンションが高い!?子もいました!
全部の屋台が作りこまれていて、充実しているのを感じました。(看板もみんなこってました!)また、集中してものづくりをする屋台、音や匂いなどの感覚を楽しむ屋台などレパートリーが多様だったこともあり、大人であっても飽きずに楽しむことができるものばかりでした。
学生のみんなは、実際に活動をしてみて、自分のねらいは参加してくれた人に伝わったでしょうか?子どもたちと実際に関わって、どんな発見があったのでしょうか?
次回の活動でさらにパワーアップしそうなので、またレポートします!