9月26日(木)は、大石田での活動の本番でした。活動タイトルは、『段ボールまつり~つくって・遊んで・楽しもう~』。この活動では、大石田町の3つの小学校の子どもたちの交流を生み出すことをねらいとしています。
少し緊張している学生たちに、「学校という現場そのものを体験してほしい」と、片桐教授が活動のポイントを投げかけていました。
学校についてからは、すごいスピードで動いていきます。
今回は、4人1組のグループで4つの遊びの活動を周ることができます。最後に、それぞれの活動で制作した作品を使って遊ぶという流れになっていました。
開始当初、子どもたちはざわついていましたが、2つめの活動に移ったあたりから集中して制作をしていました。活動ではペンやボンドなど使う道具が共通していたため、活動をこなしていくたびに子どもたちは道具の使い方が上手になっていました。
また、子どもたちは徐々にグループ活動を意識するようになって、はぐれてしまった子を呼びに行ったりと主体的に活動する様子がみられました。
これは、活動の中にグループで協力して遊ぶ場面を設けたことや、子どもたちが自ら順序を選択するという要素を盛り込んだために生まれたのだと考えられます。
学生たちも、はじめは緊張していましたが、少しずつひとりひとりの子どもたちの動きに対応できるようになっていました。また、全体を把握してくれる大学院生や4年生がいたため、大きな混乱もなく順調に活動を進めることができました。
ですが、課題もあります。子どもたちはビニールテープを切ることが難しかったようです。時間の制限もあるため、ほとんど学生が作ってしまうということもありました。また、自由に活動の順序を選べるため、1つの活動に対して人数にばらつきがでて、学生の手が足りなくなるなど、その場その場で対応しなければならないことが多々ありました。これらのことは、振り返りの時間で、じっくり考えていきたいと思います。
最後にグループごとに、学生も交えて振り返りを行いました。学生と子どもたちとの距離がとても近くなっていたのが印象的でした。
この活動後も、1年生と6年生の授業見学をさせてもらいました。6年生は映像を使いながらの英語の授業で、先生たちが子どもたちを集中させるときの声のかけ方、ふるまい方を見ているだけでも勉強になります。
1日中、大石田の子どもたちとかかわった学生たち。
感想を聞いていると、学年によって子どもたちの様子がまったく違うことに驚いていた学生が多いようでした。
みんな夢中だったと思いますが、活動ではひとりひとりの子どもたちと関わりを持つために、いろんな方法でアプローチをしながら関わりを生み出してきました。
学校を出るころには、これまでなかった子どもとのかかわり方のチャンネルを獲得しているのだと思います。
学生が帰りのバスに乗り込むとき、2年生も下校の時間でした。みんな玄関から飛び出して、「また来てね~!!」と大声で叫んでいました。
本当にそれが今日のすべてだなぁと思いました。
コアメンバーのみなさん、当日メンバーのみなさん、本当にお疲れ様でした!