こんにちは。今期初めて、教育社会学の授業にお邪魔しました。
今年の教育社会学では、授業の前に学生が行っている様々な活動を発表する機会を設けているようです。今回は、『福興会議』の活動に参加している学生が、活動報告を行ってくれました。
『福興会議』 http://fukukou.tuad.ac.jp/news/422.html
震災直後は、被災地へボランティアバスを走らせる「スマイルエンジン」の活動などを行っていましたが、震災から3年近くたつ最近では、様々な方から震災に対しての考えきき、未来に対しての想いを届ける「ゼンシンラジオ」の活動に取り組んでいるそうです。
学生は、ラジオで取り上げたい人をリサーチし、インタビューを行い、放送。そして、ブログにまとめるという一通りの作業を行っているそうです。大学では、学科での制作や授業のほかにも、このように様々な活動に取り組むことができます
発表者からは、本学の教授が取り上げていた「小さくてもいいから自分なりのメディアを持つこと」という言葉を用いて、震災に対する様々な考え方を聞くこと、そして伝えいくことで、自分自身のこととして災害を考えてもらうきっかけを作りたいと話していました。
他の学生からは、「放送をするさいに気をつけていることは?」など、様々な質問が飛び交います。友人同士であっても、どんな活動をしているのかきちんと知る機会が少ないため、とても貴重な機会だったと思います。
授業の担当教員の片桐教授からは、「学生ひとりひとりが行っている制作も、極めていくことで自分なりの『メディア』になる」という話がありました。また、地域に飛び出していくことでたくさんの人とつながることができるという点に注目していました。最近では、大学の卒業生と出会い、彼らが地域と結びつきを作ってくれるという話がありました。
地域とのそのつながりの中で、何に注目して、どんなことをしていくか。各自の生き方や制作の可能性があるように思いました。
結局、授業内容じゃない部分をピックアップしてしまいましたが、すごく充実した時間だったと思います。地域で、もまれた学生たちが、これからどのように変化していくのか、注目です。