4年生は、これまでの教職課程の学びの総まとめを行う授業「教職実践演習」のまっただなかです。
今回はこども芸大のお母さんたちと、在来作物をテーマにしたドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」の渡辺智史監督の講演をきいてディスカッションを行いました。
前半は渡辺監督から、映画が生まれた背景や、在来作物についてのお話しを伺います。
渡辺監督は、芸工大の建築・環境デザイン学科の卒業生です。
「在来作物は、人と人とつなぐメディアのようなもの」。
種をとったり、調理方法が伝えられたり、地域や家庭の中で受けつがれてきたことに大きな意味があるとお話しされているのが印象的でした。
また、現在制作中のドキュメンタリー「味覚のレッスン」では、子どもたちに在来作物の味を体感してもらおうと、様々なワークショップを行っていることを紹介してくださいました。
「味覚のレッスン」http://y-recipe.net/mikaku_lesson/
これらを踏まえて、お母さんたちと話し合い、3つのキーワードを出していきます。
どのグループもわきあいあいと話をしています。
お母さんたちは、相槌をうったり、適度に質問をしたりと学生の話を丁寧に聞いて下さいます。
そのことで、さらに話し合いが盛り上がっていきます。
学生たちはこのことに気づいているかな?
渡辺監督のお話し、お母さんたちとの話し合い。
年齢のちがう方、立場の違う方とどのように話をすすめ、何を得て、どのようにまとめていくのか。
学校だけでなく、どんな職場でも共通する大切な部分です。
貴重な体験になったのではないかなと思います。