企画構想学科ブログ

日本で唯一「企画」を専門にする学科、東北芸術工科大学企画構想学科
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2016-04-08

入学前準備プログラム課題を展示しています

副手のよしおです。

ついこの前まで春休みのため閑散としていたキャンパス内が新入生で賑やかになっていて、思わずこちらまで浮き足立ってしまいそうです。入学して最初の一週間、これがまた楽しいんですよね。どの授業を履修登録しようかなとか、何のサークル入ろうかなとか、大学敷地内を探検してみたりとかとか。わかるよー、その気持ちわかるわかる。

 

 

 

ところで、昨年2015年10月のブログにて、入学前準備プログラムをしっかり頑張るといいことがあるよというお話をさせていただきました。入学前準備プログラム対象者だったみなさん、大学からたくさん課題が出ていたかと思いますが、半年間取り組んでみてどうでしたか?「自分頑張ったわー」と何か充実した手応えを得ることはできましたか?

 

もしかしたら今はまだ、あの課題に取り組んだことが企画にどう役立つのかあまりハッキリとはわからないかもしれませんが、いずれ「そうか!こういうことだったのか!」と実感できる日が来ることでしょう。とりあえず対象者だったみなさん、半年間大変よく頑張りました。

 

 

 

 

ちなみに、企画構想学科として入学前準備プログラムでみなさんに課した課題は次のようなものでした。

 

 

(1)コラム「アイデアのやられタネ」

世の中にある「やられた!」と思うアイデアの種(ここでは「やられタネ」と称します)を、新聞から出来るだけたくさん見つけてください。アイデアがなぜ良いのか、なぜ面白いのか、そう考えることから次のアイデアはきっと始まります。探すアイデアは、世の中の行事、システム、場所空間、呼び名など、何でも構いません。新聞というメディアから意識的にアイデアの種を見つけ、膨らませて行いくトレーニングです。

 

 

(2)新聞紙からのアイデアスクラップ

A4サイズのノートを一冊購入し、企画の種となりそうな身の回りのニュース(新聞紙からに限る)を見つけ、週に最低1つ以上スクラップしてください。出来る限り、それがどのような企画に発展するのかについてのアイデアメモを書き込んでください。

 

 

 

 

……上記2点が入学前準備プログラム対象者全員に課した課題。でもこの他に、実は「自主トレ」と称してこんな自主課題も課していました。

 

 

[自主トレ]企画の役に立つと思われる本(目標10冊以上、上限なし)

企画の役に立つと思われる本(ジャンルは自由)を選び、読んだ後に自分の言葉でまとめていただきます(200字前後)。別途指示するフォーマットに従い、表紙のコピー・本のタイトル・作者名・自分の名前・まとめ文章を「手書き」で記載していただきます。本屋さんにあるPOPをイメージしても良いかと思います。アイデアを生み出すためには様々な本を読み、知識を増やしておくことはもちろん、まとめる力も要求されます。他の人に紹介するつもりで分かりやすくまとめるよう心がけてください。

 

 

 

 

 

…というわけで、そんな「提出する・しないは自由」の自主トレ課題を課した結果は…

 

 

 

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演習室のホワイトボードが埋まるくらいの課題提出がありました。

 

 

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それもちゃんと10冊以上読んだ人もちらほら見受けられて、どれも「しっかり読んできたんだろうなあ」ということが伝わる紹介文ばかりでした。入学式の日から演習室に課題の掲出を行っていましたが、企画構想学科の先生たちも「おお、すごいね!」と褒めていました。

 

 

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▲作者のシルエットをつくるなど工夫を凝らした人もいましたね

 

 

 

繰り返しますがこれはあくまで「自主トレ」で、提出しないからといって咎められるようなものではありません。でも、わざわざ時間を割いて本を読み、手間をかけて紹介文やPOPをつくることは、確かにさまざまな知識や発見を得ることにつながります。学科ガイダンスのときに先生も言っていましたが、大学は受動的に授業を受けてもなかなか力は身に付かない場所だったりします。だからこそ、こうした「自主トレ」の積み重ねが大切だと思います。

 

 

 

 

「あ、やべっ!オレやってないじゃん!」と焦った人。まだ遅くはありませんよ。毎日10Pでも20Pでも読み続ければ、大学四年間でちゃんと成果につながるはずです。幸い、大学には図書館というところもあるので、経済的な事情で本の購入を躊躇せざるを得ない人は図書館を活用するのも手かなと思います。

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