本学大学院映像領域の岩崎孝正さんの作品『村に住む人びと』が「フィクションの境目」という上映イベントに出品されます。
「フィクションの境目」http://www.smt.jp/projects/border/
「記録と想起・イメージの家を歩く」の関連企画として、わすれン!に参加した映画監督や映像作家による作品を上映します。わすれン!に見られるような記録映像(=ドキュメンタリー)は、記録であるがゆえにノンフィクションだと言えるかもしれません。しかし、実際に映像を制作する人たちのなかには劇映画やドラマなどのフィクションとの差はあまりなく、地続きであると考える人もいるようです。この上映会では、わすれン!の参加者であり、映画監督の濱口竜介が、フィクションとノンフィクションの境目をテーマに選定した映画作品をあわせて上映し、記録と創作の関係性を取り上げます。
開催日程:12月19日(金)、20日(土)、21日(日)
会場:7階スタジオシアター
料金:各回500円(12月19日は1000円でトークイベントを含む、12月21日の『夏時間の庭』は無料上映)
☆岩崎さんの作品『村に住む人びと』は12月20日(土)14:00〜 の回で上映されます。
(岩崎孝正/2014年/日本_福島/48分/Blu-ray)
東京で震災に遭遇し、故郷の福島県相馬市磯部に戻った作者が、家族や安否確認で出会う友人に震災からのことについて問いかける。友人たちは避難所運営などに携わり、僧侶の父は法要を執り行い続けた。そして3年、地元の先輩後輩らにより立ち上げられた伝統の神楽が家々を奉納して回る。地域の営みを見つめた記録。