去る10/8に滝田洋二郎監督が特別講師として芸工大にやってきました!
メディアアート論という授業で林海象監督と特別対談形式で行われたこの授業。
当日は開放科目ということで、学外からの聴講生もいらっしゃいました。
滝田洋二郎監督は山形でロケが行われた映画「おくりびと」で日本人監督としてはじめてアメリカのアカデミー賞外国語映画賞を2009年に受賞しました。
そんな『おくりびと』ですが、最初はどこの映画館でも上映を断られたそうです。
「わかりやすい映画しかかれられない現状に風穴を空けたい」という思いから、自主公開でもいいから自分の好きなように撮ろう!!と決心して撮られた映画だったようです。
同じ映画監督である林海象学科長とは、二人とも山形で映画を撮った経験から『地方で映画を撮るおもしろさ』についても語られました。(ふたりはあの内田裕也主演の『コミック雑誌なんかいらない』の現場が初対面だったそうです。)
一見静かなんだけど激しさを秘めているのは映画的だよね」と山形の県民性を語る林学科長。
そのほか、アカデミー賞授賞式でのウラ話などをまじえつつ、巨匠監督とは思えないほど純粋に映画をつくる想いを熱く語られる姿は、映像学科の学生をはじめ、芸工大生にはとってもパワーがもらえるものでした。
そのあと学生からの質問コーナーでは、舞台で役者をしている女子学生からどんな女優と仕事をしたいか、といったような質問にも「自分で考えてくる役者じゃないと対等になれない。自分なりの解釈をもってぶつかっていってほしい」と強くエールを送ってくださいました。
(みんな熱心に聞いてます!学生にまじって今村先生も発見。真剣に聞いていらっしゃいました)
80分はあっという間に終了!
白熱した映画監督対談でした。滝田監督、ありがとうございました!!
滝田監督は10/8~10/15に行われた山形国際ドキュメンタリー映画祭の審査員として山形にしばらく滞在されていました。
映画祭についてのレポートはまた後日アップ予定です。