私の推薦図書?


 アメリカをはじめ世界二十数カ国で翻訳され、おそらく世界で最も読まれたシナリオの技術書と言われているのが、シド・フィールドの「Screenplay」という書籍だ。
 日本ではなぜかこの本が翻訳されていなかった。
 これは大問題だということで、私が、出版を提案した。
 早稲田大学大学院のチームで翻訳することになり、私も監修に参加した。
 日本のタイトルは少々長ったらしいが「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術」というものだ。
 脚本家の間では有名な本だったので、あっという間に売り切れた。その後も何度か版を重ねた。
 シナリオを3幕構成で合理的に分析し、「映画とはキャラクター&アクションである」という明確なテーマで、脚本の技術を伝えている。
 脚本を書こうとする人にとっては、かならず参考になる書籍だ。

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