過去の作品

ひのもとの國

近藤亜樹 Aki Kondo
[洋画コース]

マエキタミヤコ 評
作品を説明してもらい、馬を撃つと言われた時にはすごくびっくりしましたが、ドロドロしているとか暗さを乗り越えたエネルギッシュなたくましさを感じま す。自分を信じているなと感じられて、見ている方もエネルギーをもらうような作品だと思いました。人間としての存在感も大事だなと思います。近藤さんの人 間としての存在感は光っていますね。自分の人生を設計するという意味でも、大事なことだと思います。

酒井忠康 評
この作品の前に立った時に、描いた近藤さんがそばにいたので、作品を見たというよりも、むしろ彼女がこの絵の中からひょっこり出て来たような感じを受けま した。面というのは、強引に作ることも必要でしょうが、行き詰った時にそういうことを抜きにして、初心に戻り素直にキャンバスの中へスッと溶け込んでし まっているというようなことも大事だと思いました。改めて思い返してみても、実に近藤さんは想像力があると思いますね。

(2009年度 卒展プライズ受賞作品)