今年は本大学創立26年になり、多方面において卒業生の活躍などや教育現場の成果などから、 全国の美術大学の中でも工芸、テキスタイルの人気は一層増して充実した状況になっております。 早くも一期生が卒業して23年になり、多くの卒業生の皆さんは各々の生活環境で、培った美と知 恵を活かして精一杯に過していると思われます。生み出された作品によって、これからもそれぞれ の人生が面白くなっていくことを願い、また教育と市民のために、この美術展は企画されました。

この4年毎の素材の展望展は、皆さんの歩んできた軌跡の魅力とクオリティーの高さ、多様な作 風など内外に好評を得ております。前回もマルシェ新企画など高い実績を上げました。

今年も様々な展開で制作を行っている卒業生の作品を一堂に発表して創作の面白さをアピール し、有意義な情報発信の場としたいと考えています。また今の学生へ向けて先輩たちの創作活動を 紹介することで、美術を通じた生き方の標になると同時に皆さんの親睦を深め、刺激し合えるイベ ントになることを願っています。

大学、校友会の協力を頂きながら、4年に一度の有意義な機会を作っていけることに感謝し、4 回目の開催に向けて、工芸テキスタイルの多くの卒業生の皆さんの参加を楽しみにしております。

工芸コース長 佐々木理一  テキスタイルコース長 辻けい

工芸・テキスタイルコース教員一同