2011年3月11日の東日本大震災で被災した子どもたちを支援する活動として、姉妹校である東北芸術工科大学と京都造形芸術大学が、共同で立ち上げたプロジェクトです。震災後の2年間は、被災親子を山形に招く林間学校「キッズ・アート・キャンプ山形」(企画:TRSO)や、自主避難母子の交流ピクニック「福しまピクニック+図案室」(企画:福興会議)などの教育支援プロジェクトに対して、資金の助成や教員の派遣をおこなってきました。「こども芸術の家」では、これからも2つの美術大学の創造力を結集し、被災地での子育て支援につながるアートプロジェクトを推進していきます。
●BOOK
こども芸術の家
震災後の〈こども=未来〉を考える
プロジェクト・メイキング・プロセス
本書では東北芸術工科大学が被災後に行ってきた活動を振り返り、プログラムの組み立て方を検証することで、今後こどもと、こどもが体現している未来を見据えたプログラムのつくり方のヒントを示したいと思います。「何か支援できることはないか」ときっかけを探している人、プログラムをどのようにつくるか、どう運営するか、どうすればプログラムをつくれるのか、どのように参加できるかということを考えている学生たちにとっても、これから地域や社会とアートやデザインがどのように関わっていけるのかについて考えている人にとっても、ワークショップをやってみたいと思っている人にとっても、なんらかの参考になればと思います。
(こども芸術の家2011‐2012“この本について”一部抜粋:編集/紫牟田伸子)
執筆 | 荒井良二/澤口俊輔/馬場正尊/原高史 宮島達男/宮本武典/山崎亮 |
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判型 | B6判/132ページ/表紙4ページ、 カラー16ページ、モノクロ112ページ |
部数 | 2,000部 |
編集 | 紫牟田伸子+TRSO(東北芸術工科大学 東北復興支援機構) |
装幀 | 小板橋基希(akaoni Design) |
発行 | 東北芸術工科大学 京都造形芸術大学 |
印刷 | 田宮印刷株式会社 |
2013年3月11日発行 |
2012 TRSO