映像学科では、今年公開された映画「春を背負って」や2009年に公開された「劒岳 点の記」を手掛けた、木村大作監督を招いた特別授業を10/2(木)4•5時限に開講しました。
木村監督は、日本映画界を代表する撮影カメラマンとして長年活躍された後、上記二本の山岳映画を監督され、「劒岳 点の記」では日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞するなど活躍されています。今回は、本学映像学科の石寺健一非常勤講師が、「春を背負って」「劔岳 点の記」両作品において録音技師を務めたこともあり、本学での特別授業が実現しました。
また、10月3日より山形フォーラムで開催される「山の恵みの映画たち」(山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局主催)でも、関連作品が上映される事になっています。授業では、映像学科長で「私立探偵濱マイク」シリーズなどを手掛けた映画監督の林海象教授が聞き手となり、
撮影現場における技術的な解説や裏話等を木村監督と石寺講師より披露いただきました。
写真:左 木村大作 氏、写真:右 石寺健一 氏
写真:左 林海象(映像学科教授)
[木村大作監督プロフィール]
1939年7月13日生まれ。東京都出身。
1958年 東宝に入社。撮影部に配属され『隠し砦の三悪人』
『用心棒』といった黒澤明の作品にキャメラマン助手として参加。
1973年 撮影監督デビュー。代表作に『八甲田山』『復活の日』『駅 STATION』
『火宅の人』『鉄道員(ぽっぽや)』『北のカナリアたち』など。
2009年には監督・脚本・撮影を担当した『劔岳 点の記』が大ヒットを記録。
過去、日本アカデミー賞優秀撮影賞21回受賞、そのうち最優秀撮影賞5回受賞。
『劔岳 点の記』では最優秀監督賞を受賞。
2003年 紫綬褒章を受章、2010年 旭日小綬章を受章。