『遠雷』と『キャバレー日記』


市内の映画館で『根岸吉太郎監督による市民講座』を開催しています。

市民講座といっても、まあ、自分の映画を上映して
それにまつわるいくつかのことを、しゃべっているだけだけど。
おかげで、何十年ぶりかで自分の映画を見ることになりました。

時間がこれほど過ぎると、
(自分の)というよりも昔知っていた別の人格が作っているような気がするから不思議だ。
若い人間の作った不器用でエネルギッシュな作品を「よしよし」といいながら見ているような気分です。

上映作品を『遠雷』『キャバレー日記』と続けたら、
『遠雷』は宇都宮近郊の物語だが『キャバレー』も新宿歌舞伎町が舞台なのに
宇都宮からきたホステスがいたり、主人公が栃木弁だったり、前作を引きずっているのがおもしろい。とまあ、えせ評論家風感想になってしまった。

そんなことを思いながら、東京に帰る新幹線に夕日が差し込み、外を見るとちょうど宇都宮の街でした。

宇都宮近郊だぜや

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