『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』の制作報告会とやらで
青森県五所川原市にある太宰の生家「斜陽館」(現・太宰治記念館)に行きました。
座っているのは右側から、太宰治の長女津島園子さん、浅野忠信、松たか子、そして私。
俳優の正しい姿勢に比べ、よくもあんなに傾くものですね。椅子から落ちそう。
何度も写真で見ていた建物ですが、実際に太宰がここで生まれ『人間失格』で語られた幼少期を過ごしたかと思おうとしても、残念ながら実感が湧きません。たくさんの報道関係者や映画の宣伝スタッフが蠢いているせいでしょうか。
ただ、あまりに大きく立派な金色の仏壇をみていると、太宰が意識して背負った家の大きさは伝わってきます。
生憎の雨でしたが、太宰治の生家を訪ねるにはしっとりとして、ふさわしい気配でした。
雨傘和服姿の後ろ姿もいいものです。
カメラマンに「後ろにいる人がジャマ」と言われました。
、、、俺だよね。