
お隣の県、宮城県の博物館といえば、「東北歴史博物館」です。
私も初めてでしたが、学生約50名とともに見学会に訪れました。
施設も比較的新しくとても立派な建物です!
学芸員の須賀さんによる講義では、博物館の概要、展覧会企画にまつわる仕事のほか、
一般の人は知ることのできない秘話もあり、盛りだくさんの内容でした。
さらにレクチャーの後、バックヤードも見せていただくことになりました。
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一通りのレクチャーの後、《博物館資料》になったつもりで博物館内を移動することになりました。
ここは搬入口です。

泥などの付着物を除去し、分類されたのちに、学芸員の研究室に運ばれます。
ここでは金属系の資料のX線を撮影したりします。

みんな、興味津々です。
普段は展示室以外の場所に立ち入ることはできませんからね。
学芸員の仕事場所は裏側(バックヤード)にたくさんあり、内部を走り回っているのです。
(展示室では走ってはいけませんが、裏では走ってます!)

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次はいよいよ展示室へ!
まずは常設展から。
天井も高く、広い展示空間です。
考古資料から民俗資料、歴史資料、美術工芸資料など、
時代を追って展示されています。

私が個人的に興味を持った展示はコレ。
藁を使った人形やお面など、東北地方の民俗資料です。
「なまはげ」やら不思議なお面がたくさん並んでいます。

次に興味を持った展示はコレ。
駄菓子屋の復元です。
並べられているパンが、かなりリアルでした。
裏にまわると畳の部屋にちゃぶ台が置かれていて、
昭和の暮らしが再現されています。

次は企画展です。
「いつも元気なこどもたち!」というタイトルで、
「家」と「学校」をテーマに、昭和の懐かしい暮らしの品を展示していました。
興味を持った展示は、体験型のコーナー。
ハンドル式で手で回すタイプの洗濯機です。
自称「水まわり研究者」でもある私は
とても気になりました!
体験展示の近くには必ずボランティアの方がいて、
解説してくれたり、手助けしてくれます。
さぁ、回してみましょう!

黒電話。
受話器を握るとずっしりとした重量感が・・
うわぁ、懐かしい!
ダイヤル式の電話、子供のころ使ってたよなぁ。

3階は「こども博物館」。
火おこし体験などができます。

実は一番気に入ったのが、コレ。
「ジューサー」です。
なんと名前と誕生日入りなのです。
デザインも可愛くて目に留まったし、
あったら今でも欲しいかも・・・
半日、ゆっくり楽しんだ見学会でした。
学芸員の須賀さん、どうもありがとうございました!
担当教員:和田菜穂子