『季刊東北学』第26号

  • 季刊東北学26

【特集】
縄文の河川景観

2011年2月1日
発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 ¥2,000(税込)

【対談】
島と河川の東北縄文文化――貝塚・盛土遺構などの調査方法
岡村道雄・安斎正人

【論考】
米代川水系の縄文社会史――円筒土器文化から環状列石まで  小林 克
新井田川下流域における縄文・弥生集落  木村 淳
最上川水系の縄文遺跡――晩期の遺跡立地を中心として  小林圭一
北上川流域の縄文集落遺跡  菅野智則
信濃川水系――活動痕跡の動態から  佐藤雅一
三面川流域の遺跡景観  富樫秀之

【小特集】
日本文化のなかの生と死――中村生雄の仕事

【講演】
現代社会における生と死の営み――中村生雄の思い出のために  山折哲雄

中村生雄さんからの宿題  野本貫一
供犠から供養へ  原田信男
いくつもの魂――中村生雄さんの学問の原動力  池上良正
折口信夫のいう「古代」――中村生雄『折口信夫の戦後天皇論』をめぐって  兵藤裕己
オオカミをめぐる断章  三浦祐之
最期の問いかけ  赤坂憲雄

【連載】
島からのことづて2 沖縄・伊江島――いくさ世をひきずってきた  安渓遊地・安渓貴子
東シナ海の古層6 寄木――〈平島語字典〉から  稲垣尚友
済州島の民俗26 上道里と下道里の天然肥料について――生業民俗論19  高 光敏(李 恵燕・訳)
アジアの風のなかで6 ポル・ポトのピアニスト  木村 文

【東北学の窓】
博覧会の多様な姿とその変貌過程(書評)  竹原万雄
過疎の村の問題と正視(書評)  蛯原一平

口絵
写真曼荼羅(新鋭篇3)
東北の大地――生命のマンダラ  佐藤 優(内藤正敏編)

口絵解説(内藤正敏)
執筆者一覧
編集後記
東北文化研究センターからのお知らせ・出版物案内

ブックデザイン――中山銀士(表紙写真=荒川健一)