『季刊東北学』第30号

  • 季刊東北学30

【特集】
若者たちの東北――東日本大震災③

2012年2月1日
発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 ¥2,000(税込)

【座談】
大震災後の東北の自然と動物 
――放射能汚染の状況と狩猟の環境をめぐって――
佐々木洋平・小原正弘・溝口俊夫・田口洋美

【論考・エッセイ】
原発震災後に思う白虎隊と会津  川延安直
「勤王」秋田藩の苦悩――秋田藩士高瀬権平とその周辺  天野真志
二本松少年隊の歴史と東北  星亮一
満蒙開拓青少年義勇軍を知っていますか?  後藤和雄
山びこ学校 その後――大震災と原発事故にふれながら  佐藤藤三郎
「命てんでんこ」の語り継ぎ――田畑ヨシさんの紙芝居「つなみ」  山?友子
東北大難魂見聞録――あなたへ  鏡ともり
体に刻まれた記憶――被災漁村を歩く(下)  川島秀一
〈東北〉と呼ばれた土地から  田附 勝
波に消えた少年  岩崎孝正
3・11それから  田口洋美

学生たちの3・11――震災と向き合う  蛯原一平 監修
白石明香――少しでもできること、意識し続けること
原田京菜――甘かった認識
香取千暁――帰宅難民となって
阿久津真那――受け入れるという事
木村真綾――普通って残酷だ
渡邊みなみ――あたたかさ
及川葉月――私たちは「被害者」なのか
田山雄貴――生きることの実感
千尋美紀――一歩前へ
神 郁江――3・11の時の福島と原発問題

【連載】
島からのことづて6〈最終回〉越の国巡礼――幕末維新長州僧の足跡をたどる旅  安渓遊地・安渓貴子
済州島の民俗30〈最終回〉伝統農法の東と西――生業民俗論23  高 光敏(李 恵燕・訳)
東シナ海の古層10〈最終回〉二〇一一年秋 平島再訪――〈平島語字典〉から  稲垣尚友
アジアの風のなかで10〈最終回〉森の声  木村 文
あの頃のこと7〈最終回〉父  金 利恵

【口絵】
写真曼荼羅(新鋭篇6)
生命のミクロコスモス  山? 裕(構成・内藤正敏)

口絵解説(内藤正敏)
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