『季刊東北学』 第14号
2008年2月1日発行
編集発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 定価:¥2,000(税込)
【特集】東北の森 一万年の旅
[座談会]
日本の森の環境と人々の関わりー森の恵みをどのように残すことができるか
太田 威・柿崎一馬・田口洋美
[論考]
東北の森の生体系史ー人為生態系史事始めー辻誠一郎
東北の森と生態ー多彩な落葉広葉樹林の生い立ちー沖津進
森林の学術利用ー持続的森林経営の取り組みと意義ー酒井秀夫
東北における野生動物管理の源流ーなぜシカは絶滅し、クマは生き残ったのかー三浦慎吾
東北の森を歩くー金目マタギとの出会いからー草刈広一
世界遺産のある山 白神山地の森林のいまー森の管理と利用、そして自然林の再生ー牧田肇
辺境と森林セラピーーセラピー基地のデザインと役割ー平野秀樹
[連載]
人間学としての考古学①色の考古学ー安斎正人
日本民間信仰史研究序説⑪四国遊行のヒジリたちー谷川健一
済州島の民俗⑭ アナグマの伝承と狩猟ー生業民俗論⑦―高 光敏 (李 恵燕・訳)
ラオス 山からの伝言⑭モンは米食民族か?ー安井清子
モノからみる韓国② メジュ ― 李 恵燕
[東北学の窓]
狩人への目線(時評)―田口洋美
芸能の社会学的研究の成果(書評) ―菊池和博
民俗世界を探る〈感性〉(書評) ―岸本誠司
[口絵]
グレートジャーニー[人と文化の間⑭]大河と人々の暮らし⑤メコン川――中流と下流ー関野吉晴