『季刊東北学』 第17号

  • 季刊東北学17

特集:在日という〈希望〉
2008年11月1日
発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 ¥2,000(税込)

特集 在日という〈希望〉

対談
在日をどう考えるか-「マラーノ」という言葉をめぐって
四方田犬彦・赤坂憲雄

論考
「国民」・「国籍」-私の場合 金石範
在日を考える-存在の二重性とニューカマーとの比較 崔吉城
旅や浜宿い 草ぬ葉ど枕 姜信子
在日コリアン新世代のエスニック・アイデンティティと未来-新たな意識調査を手掛かりに 朴一
在日の生きる断片 李朋彦
在日女性詩の混成的創造力-フェミニズムとポストコロニアリズムの潮流の中で 佐川亜紀
〈求めてやまないもの〉-ソコクと舞踊の向こうにあるものを探して 金利惠
済州島きれぎれ-何処何様如何草紙⑦ ばくきょんみ

連載
日本民間信仰史研究序説⑭ 夙猿楽と盲僧琵琶 谷川健一
民俗学の眼④ 「秘密基地」の魅力-民俗の教育力④ 野本寛一
済州島の民俗⑰ 牧畑牛と綱牛について-生業民俗論⑩ 高光敏(李恵燕・訳)
人間学としての考古学④ ヒトの祖先 安斎正人
モノからみる韓国⑤ パガジ 李恵燕
ラオス 山からの伝言⑰ 貧乏自慢 安井清子
絵はがきに見る東北・日本・アジア② 韓国文化の風景 東北文化研究センター編
「食べて保全」の地を歩く(時評) 田口洋美
モダンなものとの突き当たり(書評) 森繁哉

口絵
グレートジャーニー[人と文化の間⑰]
大河と人々の暮らし⑧アマゾン川-水源近くのケロ村 関野吉晴