『季刊東北学』 第19号
特集:東北の原像─縄文から弥生・続縄文へ
2009年5月1日
発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 ¥2,000(税込)
特集 東北の原像─縄文から弥生・続縄文へ
座談会
縄文から弥生移行期の東北の社会と文化─亀ヶ岡式土器と水田稲作のネットワーク
藤沼邦彦・斎野裕彦・安斎正人
論考
縄文の祭りを継ぐ─アイヌ儀礼から読み解く縄文~続縄文の構造変動 瀬川拓郎
「変動期東北北部」の歴史世界 高瀬克範
東北中部の変動─土器・墓制・集落・遺跡分布からみて 佐藤祐輔
北陸・南東北の変動期─弥生集落の成立状況 石川日出志
弥生開始期の社会変動─東海・関東地方の場合─ 設楽博己
東北アジア新石器的世界の構造変動─極東ロシアと日本列島の比較文化論 福田正宏
縄文から弥生変動期の自然環境の変化と植物利用 佐々木由香
エッセイ 龍の形象と縄文土器─夔龍文の伝播について 谷川健一
連載
日本民間信仰史研究序説⑮ ケガレとキヨメ 谷川健一
人間学としての考古学③ 〝日本人〟の祖先 安斎正人
済州島の民俗⑲ 飢饉の克服─食料採集文化の一面・生業民俗論⑫ 高光敏(李恵燕・訳)
ラオス 山からの伝言⑲ マイイェンという女の子─シヴィライ日記より 安井清子
モノからみる韓国④ パッ 李恵燕
絵はがきに見る東北・日本・アジア④ 炭鉱の風景と思い出 東北文化研究センター編
東北学の窓
置き去りにされた美学(時評) 田口洋美
生きづらさからの始まり(書評) 森繁哉
相撲の民俗に映る地域の姿(書評) 岸本誠司
口絵
連載・写真曼荼羅② 出羽三山の版木 内藤正敏