『季刊東北学』 第2号
発行日:2008年2月1日
編集・発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発 売:柏書房
定 価:2,000円(税込)
【特集】
〈国史〉を越えて 網野善彦追悼
[座談会]
歴史と民族のあいだ
網野史学をどう評価するか
(谷川健一・山折哲雄・赤坂憲雄)
[論考]
網野善彦と「網野史学」
(色川大吉)
中世史研究は変わったか 網野学説の批判的継承
(峰岸純夫)
網野史学をいかに継承するか
(原田信男)
「東アジア」という可能性 国日本史を開くとは何か
(子安宣邦)
列島と半島の相違について 網野善彦氏との対話
(川村湊)
古代という幻想
(三浦佑之)
“その場所”に託す 東筑摩郡と柳田国男
(鶴見太郎)
網野歴史学に何を見るべきか 「民族史的転換」の背景にあるもの
(中村生雄)
網野善彦的トポフィリア
(小島亮)
[エッセイ]
山が泣いている、猿が笑っている
(神崎宣武)
[新連載]
風土の旅人たち-1岡本太郎/獣の匂い、または東北的な(上)
(赤坂憲雄)
済州島の民族-1 豚舎・便所・堆肥
(高 光敏/訳:李 恵燕)
雄飛する風景-1 松浦武四郎への詩的追想
(長谷川龍生)
ラオス 山からの伝言-1 難民キャンプで山の民に出会う
(安井清子)
[連載]
吹き溜まる南の民具-3 運搬用具 背負い籠
(川野和昭)
[東北学の窓]
皇紀二千六百年、その他/時評
(三浦佑之)
フィールドを拠点の日本文化論/野本寛一『山地母源論』・書評
(永松敦)
[口絵]
グレートジャーニー[人と文化の間-1]新連載
それぞれの土地、それぞれの食
(関野吉晴)