『季刊東北学』 第21号
特集:骨寺村に日本の原風景をさぐる
2009年11月1日
発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 ¥2,000(税込)
特集 骨寺村に日本の原風景をさぐる
座談会
日本の村の〈原風景〉をさぐる―西の田染荘と東の骨寺村
飯沼賢司・入間田信夫・赤坂憲雄
論考
「陸奥国骨寺村絵図」の宗教史―窟信仰と村の成り立ち 菅野成寛
骨寺村荘園遺跡における調査研究と景観保全の軌跡―過去から未来にむけて 小岩弘明
骨寺村所出物日記にみえる干栗と立木について(覚書) 入間田信夫
近世地誌のなかの骨寺・山王窟 菊池勇夫
芸能伝承と本寺(骨寺)生活史の一断面 菊地和博
「骨寺村」における寺社への信仰―前要害屋敷佐藤家のお札を手がかりに 川合正裕
〝中山間地〟骨寺村の生活―近世・近代への展望 竹原万雄
古代文学に描かれる「骨」について 李恵燕
エッセイ
木綿のハンカチーフ―追悼・玉城政美先生 上原孝三
新連載
東シナ海の古層① 放送考古学―〈平島放送速記録〉を読む① 稲垣尚友
エロスとカニバリズム① 河童を見た話 赤坂憲雄
アジアの風のなかで① 「日常」を伝える 木村文
あの頃のこと① サームルノリと出会う 金利惠
済州島の民俗21 牧草畑について―生業民俗論⑭ 高光敏(李恵燕・訳)
絵はがきに見る東北・日本・アジア⑥ 馬のいる風景 東北文化研究センター編
東北学の窓
自然が人を置いてゆく(時評) 田口洋美
海洋資源の利用と保護の理論(書評) 森本孝
周縁の民の姿追う迫真の民俗誌(書評) 川上隆志
名物にみる「聞き書き」のちからと境界の「食」(書評) 筒江薫
口絵
連載・写真曼荼羅④ 神々の異界 内藤正敏