『季刊東北学』 第6号
特集:地域学のいま
2006年2月1日
発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 ¥2,000(税込)
【座談会】地域を生きる思想―どこを魂の帰る場所と考えるか
― 内山節・赤坂憲雄・田口洋美
【特集】地域学のいま
[インタビュー]
地域を開くアートの祭り―越後妻有の〈大地の芸術祭〉から
― 北川フラム(森 繁哉)
[論考]
地域学とは何か―その思想と方法 ― 中路正恒
地元学をめぐって ― 結城登美雄
地域学・地元学の現状と展望―その分類学的考察 ― 廣瀬隆人
沖縄学の歴史と現在―伊波普猷以後の素描 ― 田場由美雄
横浜学と地域学―二十年間の小さな歩みを通して ― 鈴木隆
スローフードの展開―地域と色のネットワーク活動として ― 金丸弘美
《地域学・地域誌マップ》
おびひろ農業塾、江差地域大学、津軽学、盛岡学、遠野物語研究所、金山タイム、戸沢地域学、西村山地域史研究会、村山学、山形学、上山ゆうがく塾、小国高等学校、仙台学、会津学、いわき地域学會、通船川・栗ノ木川ルネッサンス、坂井輪地域学研究会、一郷一学、江戸東京フォーラム、「横浜学」を考える会、山梨学講座、やまなし学研究、須坂学、信州須坂町並みの會、清見潟大学塾、とはなにか学舎、丹波学、寝屋川市自然を学ぶ会、阪神学、淡路デザイン会議、須磨学、出雲国まほろばガイドの会、阿波学、遍路学、えひめ地域学、岡垣歴史文化研究会、長崎学
[エッセイ]
東北と将棋 荘内三郡将棋番附 ― 増川宏一
少産化時代を迎えて ― 吉田隆彦
[連載]
日本民間信仰史研究序説-3 葛城の山人文化と役行者 ― 谷川健一
内藤湖南への旅-11 ふたたび『支那論』に戻って―中国はどこへゆくのか ― 粕谷一希
済州島の民俗-6 パグムジ・オルム―牛の越冬飼料に関する民俗の一面 ― 高光敏(李恵燕・訳)
風土の旅人たち-6 岡本太郎/沖縄、ひとつの恋のような(下) ― 赤坂憲雄
鉄よ!-10 鉄よ! 領民皆兵論-1―日本近代製鉄の父・大島高任 ― 橋本克彦
ラオス 山からの伝言-6 モンのお正月 ― 安井清子
[東北学の窓]
“With ペット墓”をとおして見えてくるもの(時評) ― 中村生雄
宮本常一の膨大な仕事の再評価(書評) ― 田口洋美
[口絵]
グレートジャーニー[人と文化の間-6]
シベリアはトナカイの賜物 ― 関野吉晴
[読者から]
「娘身売り」への批判に答える(森 繁哉)
大場喜代司さんからの手紙(谷川健一)