『季刊東北学』 第7号
特集:廃村―少子高齢化時代を迎え-
2006年5月1日
発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 ¥2,000(税込)
【座談会】
映像は村をどう記録するか―人々が生きる場と経験知を伝えるために
― 姫田忠義・佐藤 真・田口洋美
【特集】廃村―少子高齢化時代を迎えて
[論考]
山村民俗の変容と現在 ― 湯川洋司
中山間地域の内発的発展―地域再生のキーワードとしての「集落」 ― 保母武彦
雪国の中山間地域は住み継げるか―季節居住と雪処理ボランティアへの取り組みを通して ― 沼野夏生
秋田県の廃村と高度過疎集落の実態 ― 佐藤晃之輔
地図から消えた「むら」―中国山地の過去・現在・未来 ― 島津邦弘
木地師の村のゆくえ ― 須藤護
無人化する島―オキシマ・臥蛇島の場合 ― 稲垣尚友
イタリアの街並みに見る空間構成―廃墟となった街、保存と再生、都市の回廊空間に関する一考察
― 竹内祐二
[エッセイ]
映画と廃村 ― 飯塚俊男
学校を中心とした地域の活性化 ― 中野昌俊
砂漠のように考えてみた ― 香川 浩
[個別論考]
アワの系譜から見たいくつもの日本 遺伝学的解析の現状 ― 福永健二
[巻頭エッセイ]
生活労働、暮らしようを大切に ― 森 清
[連載]
内藤湖南への旅-12 学問全体への問い―支那目録学の世界 ― 粕谷一希
日本民間信仰史研究序説-4 巫医と仙薬―古代民間療法と信仰 ― 谷川健一
済州島の民俗-7 生業民俗論序説 ― 高光敏(李恵燕・訳)
風土の旅人たち-7 岡本太郎/韓国、臍の緒としての(上) ― 赤坂憲雄
鉄よ!-11 鉄よ! 領民皆兵論-2―日本近代製鉄の父・大島高任 ― 橋本克彦
ラオス 山からの伝言-7 モンのお正月 その後 ― 安井清子
食べものはめぐる-2 栄養と寛容 ― ぱくきょんみ
[東北学の窓]
平成大合併と「郷土/ふるさと」のゆくえ(時評) ― 中村生雄
文化人類学的芸能研究のすすめ(書評) ― 菊地和博
[口絵]
グレートジャーニー[人と文化の間-7]
チベット、ヒマラヤのヤク ― 関野吉晴
[読者から]
いわゆる「最上っ子・最上婆」に関して(芦原敏夫)