『季刊東北学』 第8号

  • 季刊東北学08

特集:現代アジアを歩く
2006年8月1日
発行:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売:柏書房 ¥2,000(税込)

【対談】
文化としての観光―先住民の風土と東西交流史のアジアを訪ねて
― 沖浦和光・赤坂憲雄

【特集】現代アジアを歩く
[紀行エッセイ]
全アジア走破行 ― 賀曽利 隆
アジアをてくてく歩く ― 永瀬忠志
日本の足あとをたどるまで ― 西牟田 靖
インド・思想としてのガンジス河 インド妄想の旅―「聖域」を歩く
― 川村湊
「異教徒」の谷の未来―パキスタン北部に暮らす少数民族カラーシャの文化変容 ― 丸山 純
変貌するジャングルの村の三十年―現代スリランカを歩く ― 岡村 隆
大学通りと政治危機―現代ミャンマーを歩く ― 中西嘉宏
東インドネシアの多島海を歩いて ― 森本 孝
ラオスでの図書館活動 ― 安井清子
私と書記長のベトナム ― 鈴木伸二
カンラオンの医療調査から―フィリピンの人々の困難 ― 勅使川原香世子
モンゴルは、ほんとうに近いですか? ― 江本嘉伸
現代中国の少数民族の世界を歩く ― 金丸良子

[エッセイ]
日本語文学のオルタナティブ ― 磯貝治良
蔵王よ ― 正津 勉

[連載]
日本民間信仰史研究序説-5 「逆髪」考 ― 谷川健一
風土の旅人たち-8 岡本太郎/韓国、臍の緒としての(下) ― 赤坂憲雄
済州島の民俗-8 オルムについて―生業民俗論-1 ― 高光敏(李恵燕・訳)
鉄よ!-12 鉄よ! 領民皆兵論-3―日本近代製鉄の父・大島高任 ― 橋本克彦
ラオス 山からの伝言-8 藍と麻の村 ― 安井清子

[東北学の窓]
『ダ・ヴィンチ・コード』をめぐる日本の無風状態について(時評) ― 中村生雄
伝統的パラダイムを超えたアイヌ文化の提示(書評) ― 佐藤宏之
生身の人間が息づく古代社会像(書評) ― 白水 智
微視的に描くコモンズの生存戦略(書評) ― 宇仁義和

[口絵]
グレートジャーニー[人と文化の間-8]
馬 ― 関野吉晴