『東北学』 vol.2

  • 東北学02

総特集:巫女のいる風景 
2000年4月20日
発行:東北芸術工科大学 東北文化研究センター
発売:作品社 ¥2,100(税込)

《目次》
特集によせて ― 赤坂憲雄 
【総特集】巫女のいる風景 

●座談 
シャーマニズムを問う ― 佐々木宏幹・山折哲雄・
赤坂憲雄(司会) 

●インタビュー 
北方のシャーマニズム  ― 大林太良(赤坂憲雄) 

●論考 
一人称語りの系譜 アイヌのトゥスクルを通して ― 三浦佑之 
津軽のカミサマ Tお婆さんの思い出によせて ― 池上良正 
“東北”近代の盲巫女 宮城県の巫女をめぐって ― 川村邦光 
「オナカマ」考  ― 鳥兎沼宏之 
死霊供養の口寄せ ワカの葬式当夜のホトケオロシ ― 佐治 靖 
熊野の山はたかきともをしわけ  ― 金田久璋 
神々を繋ぐ人々 沖縄のユタとノロ ― 稲福みき子 
語りとしての口寄せ その歴史性を中心に ― 酒向伸行 
巫女にして戦士なる者 神功皇后説話を読む  ― 猪股ときわ 
シベリアで出会ったシャーマン ― 関野吉晴(構成・土方正志) 
巫してこそ歩くなれ 韓国のシャーマンとの出会い ― 川村 湊 
巫女とオシラ神(連載・菅江真澄) ― 赤坂憲雄 

●エッセイ 
「東北」のイメージ ― 阿部謹也 
「東北」へ 想うままに ― 田村義也 
水の事物誌 三つの海洋事典 ― 樋口 覚 

●特別インタビュー 東北幻視 
<地域の時代>の始まり ― 五木寛之(赤坂憲雄) 
蝦夷の精神史 史料としての伝説 ― 高橋克彦(赤坂憲雄) 
【小特集】考古学と民俗学のあいだ 

●座談 
国境なき考古学へ 考古学と民俗学の共同関係 ― 泉 拓良・岡村道雄
赤坂憲雄(司会)

●論考 
縄文の鍬鋤を使い続けた人々 考古学で掘る民俗誌 ― 山田昌久 
弥生文化観の転換 ― 設楽博己 

●個別論文 
柳田国男と「民間伝承の会」 ― 鶴見太郎 

●連載 
東北の原風景②赤倉山の鬼神 ― 内藤正敏 
縄文と民具②木工品に遺る心 ― 田中忠三郎 

●東北学の窓 
書評・東北の県女性史 ― 菊池勇夫 
遠野物語研究の活動 ― 高柳俊郎 
蝶と縄文 ― 飯塚俊男 

●巻頭フォト 
津軽赤倉山 ― 内藤正敏