『真澄学』 第二号
真澄学編集委員会編
2005年11月10日
発行・発売:東北芸術工科大学東北文化研究センター
定価:2,100円(税込)
真澄の観察と記録、実感実証の学 ― 磯沼重治
【論考】
時鳥は「あっちゃとってた」 ― 花部英雄
境界の現場―類推によるホタキ棒考― ― 鯨井千佐登
真澄絵図から民俗世界へ ― 野本寛一
延年を開く『かすむこまかた』毛越寺常行堂“摩多羅神祭”を読む ― 松尾恒一
菅江真澄と民具学―東北地方の民具研究の一方法― ― 佐々木長生
「境界」を往来した真澄の旅 ― 相原康二
【特別論考】
「蝦夷逎天布利」の成立年をめぐって ― 菊池勇夫
【注釈『秀酒企の温濤』/菅江真澄】
現代語訳 ― 細川純子
注釈 ― 今石みぎわ
【研究ノート】
「委寧能中路」の性格 ― 佐伯和香子
地震と万歳楽―災害民俗学の視点から菅江真澄を読む ― 八木洋行
菅江真澄 日記の中の災害史―東北・北海道編― ― 井筒桃子
【連載】
〈菅江真澄のいる風景-2〉
真澄の孝の思想 ― 細川純子
〈菅江真澄の文学史的位置づけを考える-1〉
真澄学の可能性―フィロロジィストとしての視座 ― 磯沼重治
〈菅江真澄から近世史をさぐる-2〉
昆布刈りのわざ―渡島半島東海岸の旅 ― 菊地勇夫