『舞台評論』 vol.3
2006年6月30日
発行・発売:東北芸術工科大学東北文化研究センター
2,100円(税込)
【巻頭対談】
移行する身体―歌や言葉のこと ― 吉本隆明×森繁哉
【特集】東北からの大衆芸能―東北はいかに歌い演じられたか―
[対談]日本風景論―越境する歌謡曲 ― 入澤美時×森繁哉
[対談]芸能と芸術のあいだに ― 中沢新一×森繁哉
東北にたどる流行歌の源流 ― 吉田司
昭和を生きた芸人たち ― 緑川潤
思い出の『あゝ上野駅』 ― 井沢八郎
ふるさと歌謡と農村風景の変化 ― 長谷部正
別れのブルースは気球に乗って―淡谷のり子と矢野顕子あるいは青森の女譚 ― 斎藤健太
[対談]モダンボーイが語る ほとばしる情熱、映像への思い ― 村川透×森繁哉
モダニズムを持ちかえった斎藤佳三 ― 井上隆明
北東北とモダニズム ― 斎藤純
風景は踊る、歌謡出没 繋がりあう現在
路上の芸能―田植踊のことなど ― 高橋義夫
最後の秋田万歳師を訪ねて ― 山川徹
「百鹿大群舞」と「供養」の鹿踊り―岩手県奥州市江刺区の祭りと盆にみる ― 菊地和博
大衆文化のなかの新民謡 ― 鈴木勇伊
JOJO A GO! GO!! GO!!!―荒木飛呂彦の世界 ― 板野暁
人はなぜ、歌い踊るのか ― 星野紘
芸能するムラ―能動的芸能素描 ― 森繁哉
【能舞台報告 文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業】
◎公演記録 東アジア 芸術の饗宴◎
大陸から日本へ チョロ松と五郎の物語―千年の歴史・猿まわしに見る「サルの世界、ヒトの世界」
獅子が踊る! 獅子が舞う!―東アジアの獅子芸能Ⅰ・Ⅱ
坂田明、東北に吹く
楊 興新 幽玄なる胡弓の世界―いくつものアジアへ
日本の美・面の世界
◎特別寄稿◎能舞台公演に寄せて
「猿まわし」を通して見る日本人のこころと自然 ― 田口洋美
「東アジアの獅子芸能Ⅰ・Ⅱ」公演を振りかえる ― 菊地和博
ジャズ男坂田明の普段着で男を感じさせた日 ― 相澤栄
能と能面 ― 松山隆雄