ハリウッドで活躍する日本人 / スプロケッツ・トロント映画祭便り


映画祭では、夜にパーティーが開催されて、
いろんな国から招待された監督たちと映画祭のスタッフたちとの交流が行われるのである。

1日目はしゃれたレストランでのディナー。
アイルランドの火山噴火の影響で飛行機か飛ばなくて、
ヨーロッパの監督たちはほとんどトロントに来る事が出来ず。
1日早く来たので大丈夫だったドイツから来たクリスティン監督と、
互いの映画の事や互いの国の映画界の状況などを話し合う。
そして、互いの映画を観る事を約束。
クリスティン監督の『クロコダイル』の話しは次回に・・・・。

そして、2日目は、ホテルのバーでカクテルパーティー。
映画『ブタがいた教室』を観てくれたクリスティンから、
「どうやってあの子供たちの表情を撮影した?」などと、
質問攻めに合う。
うれしい楽しい!
映画の話しを深くできる。

パーティーで、トロント在住の日本人に挨拶される。
その方は、小山吾郎さんという方で、
映画の「foley artist」という仕事をしてられて、
日本の映画スタッフで言うと、「効果」というポジションで、
いわゆる、映画の「効果音」を作り出す仕事をしているのだった。
最新作は『アリスインザワンダーランド』
今まで、カナダ出身のクローネンバーグ監督の『裸のランチ』
『クラッシュ』『イースタンプロミス』などを担当。
また、ガスバンサント監督の『ミルク』も担当。
ハリウッド映画で活躍している第一線・第一級のスタッフなのである。

映画の仕事に携わりたくて、
高校を卒業して、すぐにカナダに来て、
語学学校と映画学校で学びながらチャンスを探り、
映画のスタッフと出会い、助手として働いて、
1994年からキャリアを積み重ねて、
2009年、憧れのティム・パートン監督の映画のスタッフとして、
参加できる事になったそうだ。

可能性は無限だ!
世界で活躍する日本人になるのも夢ではない。
学生たちよ、世界に跳び出せ!

美人の映画祭スタッフにも出会えるかもよ

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