東日本大震災から1年。『3.11 追悼の輪』を開催します。
3月11日(日) 13時から16時
やまがた藝術学舎 東北復興支援機構(TRSO)
参加者が輪を作り震災の体験を語り、亡くなられた方の追悼をする場です。
震災が起こり、街は停電によって暗闇となり、情報は遮断され、余震が続く不安のなかで大学に学生、卒業生、教職員が集まった。心細く、寒く、空腹で、自分たちはこの事態にどう対処するべきか手がかりもつかめずにいた。しかし集ったことによるエネルギーと知恵が少しずつ機能して、大震災から立ち直るための核が出来上がった。学長奨励賞を授与した福興会議のスタートだった。そして、それから約一年の月日が流れた。
誰しも以前と同じようには生きられなかった。生命とは何か、家族とは何か、地域や人の絆とはなにか、原子力とは、放射能とは、自然とは、それまで気にもとめなかった人生の命題や見過ごしてきた社会的な事柄が私たちに突きつけられ、年齢や社会的役割を問わずすべての人々が3.11以降、これらに向きあうこととなった。
一年後の3.11を迎えるにあたってこの震災をどう体験し受け止め、被災のあるなしに関わらず人生の次の一歩をどう歩み出したのか語り合うことをしようと思います。学生、卒業生、教職員、市民、県民、もっと広く東北を想う人々、やまがた藝術学舎にお集まり下さい。蜜蝋キャンドルの光を捧げ失った数多くの命を追悼し、語られた体験から得たものを次の一年に、そして未来につなげる集いにしたいと願っています。