今夏の灯籠絵が完成しました

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先月末は灯籠絵の提出〆切でした。5月中旬に行った取材合宿から1ヶ月半、それぞれが出会った“肘折”を、アトリエで、自宅で、制作し続けてきました。「ひじおりの灯」の作画メンバーは大学院生が中心。日々の講義・制作に加え、例年、大学院レビューやその他展示の〆切が重なり、少しハードなスケジュールが続くこの時期ですが、最後の最後まで自身の作品と向き合い、試行錯誤してくれました。また、それを後押しするように、頼もしい卒業生メンバーたちの灯籠絵。今年も力作が揃っています。

集まった灯籠絵は一旦大学を離れ、木枠を制作いただいている庄内の柿崎建具店さんのもとへ。鶴岡在住の表具師 斎藤高子さんの手で、一つ一つ八角の木枠に貼られ、灯籠絵「ひじおりの灯」として仕立てられます。

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月山和紙に描いた時点では平面作品ですが、木枠に貼られ、独特な八角の影(設計:みかんぐみ竹内昌義さん)とともに、また違った表情を私たちに見せてくれる灯籠絵。作画者の皆さんも、自身の灯籠にあかりが灯される瞬間を心待ちにしているそうですよ。
そんな作画者たちによる作品の解説も楽しめる灯籠鑑賞会「肘折絵語り・夜語り」は、点灯初日となる7月25日(土)に開催です。どうぞお楽しみに!

先月末、例年よりも少し遅く梅雨入りした山形。
この夏、肘折温泉ではどんな灯りが待っているのでしょうか。
梅雨が明けたら、「ひじおりの灯」。点灯まで、あと23日です。

(美術館大学センター 鈴木淑子)

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