肘折に出会うための3つの話
2015/07/21
Photo:Kohei Shikama
いよいよ、今週土曜日より「ひじおりの灯 2015」が点灯します!
灯籠絵の点灯も、肘折のお湯に浸かるのも、夜、下駄を鳴らしながら温泉街を歩くのも、すべてが待ち遠しい。そんな皆さんに、点灯初日に行われるオープニングイベント「絵語り・夜語り」、そして同時開催される肘学イベントについてご案内します。灯籠絵の鑑賞とともにご参加ください。
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ひじおりの灯 2015|関連イベント
2015年7月25日(土)
肘学|車座トーク「山と温泉とロングライフデザイン」
空閑理[d design travel]× 坂本大三郎[山伏/イラストレーター]
14:00~16:30/共同浴場「上の湯」2F(参加無料)
灯籠鑑賞会「肘折絵語り・夜語り」
灯籠出品者×宮本武典[キュレーター]
18:30~20:00/肘折温泉街(旧郵便局舎前にお集まりください)
肘学|直会&座談会「アートと旅のはなし」
三瀬夏之介[日本画家]× 坂本大三郎 × 空閑理 × 宮本武典
20:30~22:30/つたや肘折ホテル新館2階宴会場
参加費:一般1,000円、学生500円(ドリンク+おつまみ付)
まずは、14:00からの肘学|車座トーク「山と温泉とロングライフデザイン」。
ゲストであるd design travelの空閑編集長は、肘折の温泉に浸かって、肘折ファンになった方のひとりです。ホスト役に、山伏・坂本大三郎さんを迎え、取材で出会った温泉地や山系のロングライフデザインの事例をご紹介いただきながら、肘折・山形の暮らしについてみんなで話してみたいと思っています。
会場となるのは、共同浴場「上の湯」2F。かつて湯治場は、湯に浸かって身体を癒すだけでなく、地元の人と湯治客をつなぐ交流の場でもありました。湯の上で車座になって交わされる、山のこと、温泉のこと、そしてわたしたちの暮らしのこと。ぜひふだん着の顔でご参加ください。
日暮れとともにはじまる「絵語り・夜語り」は、「ひじおりの灯 2015」のオープニング。
18:30の点灯とともに、今夏、灯籠絵を制作したメンバーたちがそれぞれ灯籠絵への想い語ります。若手画家たちは肘折という土地に出会い、湯治場肘折の暮らしの情景や、古くから語り継がれる民話や地蔵信仰、周辺の雄大な自然などを描いた八角の灯籠「ひじおりの灯」を納めました。
集合場所は、旧郵便局舎前。その点灯のときを、ご一緒にお過ごしください。
そして、20:30からは直会&座談会「アートと旅のはなし」。宵のころ、いよいよ宴が始まります!湯治場・肘折に惹かれてしまった4名のゲストが、それぞれ印象に残っている“アートと旅”のこと、そして、今回温泉街を歩いて気になった灯籠絵について語ります。
場所は、肘折ホテル2F宴会場。ドリンク+おつまみ付きの少し大人な宴です。おいしいお酒に、おいしい話。灯籠という作品のなかに描かれた、肘折への旅。きっと時間は過ぎて行くはず。ぜひ宿をとってご参加ください。
点灯まであと5日となりました。
灯籠絵が旅館や商店など、温泉街のさまざまな場所で光を放ちはじめるまで、あと少し。
(美術館大学センター 事務局 鈴木淑子)
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肘折温泉×東北芸術工科大学
第9回灯籠絵展示会『ひじおりの灯2015/HIJIORI Light Project 2015』会期:2015年7月25日(土)〜8月2日(日)
点灯:18:00~20:30 (会期中無休)
会場:山形県最上郡大蔵村肘折温泉 (温泉街、旧肘折郵便局舎、つたや金兵衛湯治部屋)
※肘折温泉街での屋外点灯は9月13日[日]まで継続して行いますが、雨天・強風時は点灯しない場合がございます。おでかけ前に公式Twitterをご確認ください。