ウェブマガジン『コロカル』に掲載
2013/04/18
マガジンハウスが発行しているウェブマガジン『colocal』(コロカル)は、
全国各地に存在する文化や食、自然、人、宿、ものづくり…などのローカルな情報を、
さまざまなテーマに沿って、地域独自の魅力として沢山発信されているサイトです。
肘折温泉についても、年明けから特集が組まれました。
○Local Action #017 「肘折温泉vol.1 今も残る美しい手仕事」
○Local Action #019 「肘折温泉vol.2 肘折の新しい観光ルート探し」
○Local Action #023 「肘折温泉vol.3 これからのあたらしい湯治」
手仕事の継承、新たな観光ルート探し、人と人をつなぐ「湯治場」のこれからの姿…をテーマに、
『月山若者ミーティング』にゲスト出演してくださった坂本大三郎さんと地元・肘折青年団らによる、
肘折温泉でのあたらしい試みが、全3回の記事になって紹介されています。
ぜひご覧ください。
また、コロカルさんには昨年の夏、月山若者ミーティングについても取材していただきました。
○Local Action #006 「月山若者ミーティング 山形のうけつぎ方・前編」
○Local Action #007 「月山若者ミーティング 山形のうけつぎ方・後編」
前編・後編の大ボリュームで、フォーラムで行われたトークの様子や
「ひじおりの灯」プロジェクトについても紹介していただいています。
こちらもあわせてご覧いただければ幸いです。
立花泰香(美術館大学センター事務局)
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また、余談になりますが、2月に芸工大の大学院生や卒業生のみなさんと一緒に
『地面出し競争 World Cup in 肘折』に参加してきました。
会場は肘折温泉街のすぐそば、集落を見下ろす位置にある「旧肘折小中学校」のグラウンドです。
この日の為に、県内外から30チームが集まっていました。
積雪380cmを超える雪を、スコップとスノーダンプで掘り出し、地面に辿りつく速さを競います。
地面を出す=“春を呼ぶ”。 春を誰よりもはやく呼んだ人が優勝です。
芸工大からは2チームに分かれて参戦しました。
交替しながらひたすら掘りつづけますが、なかなかスムーズに進まず
ようやく土にお目にかかれたのは、開始から一時間後でした。
他のチームをおさえてトップに輝いたのは地元・肘折青年団の皆さん。
記録は…“11分25秒”という、大会初のタイム。神業にしか思えない技術です。
『地面出し競争 World Cup in 肘折』は4度目の開催になりますが、
競技自体は、肘折地区で何十年も大人や子ども達に親しまれてきた
「雪上運動会」のプログラムのひとつだったそうです。
大会を終え、温泉街を歩くと旅館や商店はどこもしっかりとした雪囲いがしてあり、
水路からはお湯の蒸気がホクホクと昇っていました。
今度の「ひじおりの灯」取材で大学院生達と一緒に伺う時には、
月山からの涼しい風や残雪のあいだから芽吹いてくる野草たち、
そしてあったかいお湯と、元気な温泉街の人々が迎えてくれるのだと思うと、心がうきうきしてきます。
立花泰香(美術館大学センター事務局)