横戸上山市長、古山教育長も駆けつけて参加者を激励。
芸工大からは歴産、日本画あわせて11名の学生が参加し、赤山と平林の2カ所の茅場でそれぞれ作業を行った。
お昼はばあちゃんずくらぶのお楽しみ御膳をいただく。
かみのやま寺子屋塾の子供たちも参加して賑やかなイベントになった。
このプロジェクトは芸工大美術科工芸の卒業生が発案し、5年前から始まった。市内にある茅葺き古民家の屋根を維持していくためには、資源としてのカヤと茅葺き職人の技術が継承されていかなければならない。
資源の供給と利用が地域で持続的に行われるよう
楢下では5年前から休耕田を利用した茅の刈り取り、茅場の再生が行われてきた。当初は少人数で手刈りしていたが、今ではエンジン付きの草刈り機が活躍している。ここ2年は夏の下草刈りなども行い良質なカヤを生産し、販売までできるようになってきた。。
東北でもカヤを自給できるところは少なくなった。よく使われる湿地性のアシ、ヨシは山ガヤ(ススキ)に比べて耐久性に劣るという。
このような村の取り組みに学ぶため今年は2年生が中心となって作業に参加した。
カヤと総称される草の違いを知り、茅場の原風景を実感できた。体験してみてはじめてカヤの縛り方や乾燥のさせかた、一つ一つがリアリティを持って語れる。きっと得たものは少なくないはずだ。
〜地域に学び、地域を支える〜