更新が遅れました…
静岡県は高畠と同じように凝灰岩(伊豆石)の産地として知られている。
そこで昨年度の大谷(栃木県)、金谷(千葉県)に引き続き
まちあるき番外編として8月の17日から19日にかけて静岡県へ行った。
伊豆の石切りは「半農半漁」ならぬ「半石半漁」
石切りを専業としている元締め以外
石屋と漁師は兼業であることがほとんどであったそうだ。
しかし石を切るよりも漁に出た方が稼ぎはいいので漁が始まると…
元締めも人員の確保には苦労していたことだろう。
また、石切り丁場跡も数か所見学した。
中でも印象に残ったのは最終日の洞窟探検である。
外は30℃を越えているというのに洞窟内は少し肌寒い。
壁にはツルの跡など石を掘った痕跡が残っているわけだが、
その痕跡が今まで見たどこの丁場よりも生々しく、今の今まで掘っていたような跡だった。
石切りが終わってから長い時がたってもこんなきれいに残るものなのか、と感動した。
伊豆の石切りは戦前にはもう衰退がはじまっており、東京オリンピックの頃にはほとんどやっている人はいなくなっていたそうだ…
そのため石切り当時のことを知るのはとても難しい。
石切りをしていた本人たちからお話を聞ける高畠の価値を再確認させられた。
夜は海辺で花火大会。
カメラのシャッタースピードを遅くするとこんなことも
調子に乗ってみる