歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2015-01-18

ウボンからバンコクへ

12月29日(月)

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 今日も7時30分出発。ウボン近郊、ムーン川のほとりにあるC村へ。村全体がタオ(七輪)生産にシフトし、生きているポターはもう数人になった。Kばあちゃん(76歳)の母はコラートから来た。詳しい歴史はお寺でもよくわからないので、ワリンチャムラップのテーサバン(役所)に行く。担当の職員が書類を探し親切にコピーしてくれた。160年前にコラートから来た3家族が創始者で、別の地点を経由してここへ来たと書いてある。

 

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ウボンラチャタニー空港から夕方の便でバンコクに飛ぶ。空港に行くと外にソファーがあるし、何やらロビーが狭い。不思議に思って聞くと1ヶ月あまり前に空港ロビーで深夜漏電原因の火災があり、復旧のめどが立っていないそうだ。夜バンコクに着き、友人と合流。トンローの宿に入り屋台で夕食。

 

 

現代のイサーンは定住社会。単発的な移住はあるものの、数世帯以上が纏まって村を出ることはなくなった。移住後200年たち、住民の故郷意識に変化がうまれてきたようだ。村には村民が共有できるヒストリーが必要だ。世代が更新されるたびに口伝で継承してきたものが記録として残され、明示するようになってきた。そんな感じがする。一方、より定住的なミャンマーでは村では文書館のようなものがあるという。持続的に村落共同体を営むということは共有の歴史をもつということなのだろう。

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