モンジャムのエコ・アグリカルチャー・ツーリズム
1月3日(金)
きょうは旧市街を出て北を目指す。途中、友人のおばあちゃんの具合が悪くて午前中を病院で過ごす。
お昼にメーサー渓谷のエレファントキャンプに行きゾウさんと遊ぶ。童心にかえる一時。
エレファントキャンプから近い、モンジャムのモン族の村へ行く。
ここも50年ほど前にロイヤルプロジェクトでつくられた計画村。ケシ栽培の撲滅、少数民族の文化の保存・経済支援が目的である。見渡す限りの山が野菜畑やフルーツの畑。ブドウ園・イチゴ園にコテージを併設したレストランで昼食を食べる。村を抜けると丘の上にキャンプ場があり花畑の周りには、夕日や星空を見にたくさんのタイ人が来ていた。モンの人たちは農作業中も民族衣装を着る。民族アイデンティティのためか、観光のためか。子供たちも民族衣装を着て嬉しそうにカメラに収まる。観光客への対価としてのサービスなのか。ドイプイのモンの村のそうだったが、タイ人たちは彼女たちにカメラを向ける人はほとんどいない。かたや欧米人や自分も含め日本人の多くはあたかも「人間動物園」のように好奇の眼差しでみる。「エコツーリズム」「エスニックツアー」の現場で感じたこの違和感はなんだろう・・・・。
近くにはエコ・アグリカルチャーの村として2005年にオープンしたカレン族(首長族)のトン・ルアン村もある。