歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2013-11-08

トチノミのあく抜き

 

久しぶりに野焼き場に煙が上がった。

 

洋画の院生が土器でトチノミのあく抜きをした。制作のテーマが木の実食だという。

民俗例を聞き書きし、本も読んで木の実食の歴史を勉強して、実際にやってみたいという。

生(水浸け)のトチを味見し、加熱したアクを舐め、トチを齧る。そして、灰合わせした煮汁を舐めて、びっくり!

 

芸術を志す学生がリアルを求めて世界を広げようとしている。表現の根幹に何があるのか。自分とは、人とは、人と人の関係(社会)とは、人と自然の関係とは・・・・そんな問いを持った時、われわれは彼らと同じ土俵で話ができる。

作品は頭や技が生み出すのではない。自分自身を肥やし、己を表現するのだ!

恩師の言葉である。

 

おもわず、がんばれ!と応援したくなる。

 

 

  

 

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