歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2016-09-06

ラオスに行ってきました!~6日目

 

この日はC村での調査最終日。

3日間の調査の中でお世話になったお宅へご挨拶に伺いました。

 

 

ドゥーイという植物を使ったマット作りを見せていただいたお宅へ。

ちょうど米を搗いているところでした。今日の子供たちのおやつを作るそうです。

作業風景に惚れ惚れ。

 

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お母さん素敵だなあ。。

 

感謝の気持ちを伝えて、集まってきた子供たちにお菓子をプレゼント。

ここで出会った少年は、この後行く先々で登場してお菓子をもらい続けるのでした。

その貪欲さと足の速さに関心です。笑

 

 

次はカプーン(米の麺)作りを見せてくれた女性のお宅へ伺いました。

とても印象的な作業だったので、その様子を絵に描いてプレゼントしました。

反応は微妙・・・

そこで持ってきた絵具セットとスケッチブックをプレゼント。

 

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最初は戸惑っていましたが、真ん中のお姉ちゃんが受け取ってくれました。

その場で花を描いてみせると「私も描いてみるわ」と筆を持ち、そっくりの花を描いてくれました。

さらさらっと描くのでびっくり。

C村にアーティスト誕生の予感です。

 

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絵を描いたりする機会はないのなと思っていましたが、もしかしたら今の子供たちは学校の授業等でやっているのかも?

民族衣装の巻きスカート(シン)を見ていても、色の組み合わせに気を使っていたり、刺繍を入れてアレンジしていたり、素敵なセンスだなあと思うことが何度もありました。

 

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お母さんと3人娘とそのお子さんと記念撮影。

次回訪れたときに、この家の中や村中に絵が増えていたら面白いですね。

この環境で生活している人たちのものの見え方を、表現を通して見てみたいと思う出来事でした。

 

 

最後は酒作りでお世話になったお宅へ。

学生たちが聞き残したことを質問します。

ときに英語を交えながら積極的に質問する学生たち。

調査を通して、村の人達と交流する様子、とても活き活きしていました。

みんなの新たな一面を見れた気がします。

本当に良い研修でした。

 

 

 

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川では子供たちが水遊び。

また来たいですね。

村の皆さんとお別れし、パクセーに戻ります。

その途中で土器と酒作りのT村へ立ち寄りました。

 

 

C村でも飲んだ壺酒が並びます。

6月に作ったものを購入。2ヶ月ほど期間を置いた今が飲み頃だそうです。

 

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奥には土器作りの作業場がありました。

土器作りは乾季の仕事で、雨季は主に農業をしているそうです。

 

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こちらは粘土を粉砕する唐臼。女性の仕事。

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ちなみにここの土器作りは夫婦の協業で、女性が回転台を回しながら、男性が土器を成形していきます。男女の仕事の役割は村によっても作業内容によっても色々で、質問する度に興味深いポイントでした。

 

こちらは乾季に土器を焼く”窯”です。3mほど掘り込んで、そこから横に5mほど横穴になっているそうです。雨季は焼かないので水没しています。

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20~30年前までは作っている家がたくさんあったそうです。

側にはセーコン川が流れ、このままボートに乗せて売りにいったそうです。

この村の土器作りは今は既に末期の姿だとお聞きしました。

是非乾季に一度訪れてみたいです。

 

(参考:乾季のT村と壷酒造り 2016年1月)***************************************

DSCN9649 DSCN9648 DSCN9606土器は夫婦で作ります。訳あって奥さんがいない人は男・男です。

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壷酒の仕込み中

 

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T村を離れ、さらに車を走らせます。

途中のボーラヴェン高原の山間部で、水を溜めないタイプの米作りを見ました。陸稲です。日本ではごく一部の地域でしかやっていない方法だそうです。

稲の間には規則的にトウモロコシが混植してあります。

 

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ふたたび車に揺られ、その途中タート・ファーンという滝へ。

今回はさすがに泳ぎませんが、勢いよく流れる2本の滝に一同テンションが上がります。

 

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シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

 

 

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こちらは珈琲の木。

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この滝のあるボラベン高原の周辺は珈琲とお茶の産地でした。種類はアラビカだったと思います。

ラオスの珈琲はあまり聞いたことがなかったので、この機会に購入。

 

こちらはゴールデンバンブー。ラオスでは色々な植物に出会いましたね!

C村での薬草摘みも良い体験でした。

 

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パクセーに戻って来ました。ホテルの側には寺院。

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メコン河の支流沿いをゆっくり歩きました。

 

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ラオス最後の夜。

明日は国境越えでタイへ。

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たしか、この日の夜にラオスのお酒”ラオラーオ”をいただき、数名のお腹に異変が・・・

いまとなっては良い思い出のはず!

 

明日は塩づくりの村へ。

旅は後半へ続きます。引き続きお楽しみくださいませ~

(YURIKO)

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