歴史遺産調査演習Bの3日目の様子をお伝えします。
3日目は鳥取県鳥取市の鳥取砂丘と島根県松江市の松江城へ行ってきました。
始めに向かったのは、鳥取市の鳥取砂丘です。鳥取砂丘ジオパークセンターで、砂丘の成り立ちなどを学んだ後、砂丘内へ向かいました。
砂丘では、鳥取砂丘の中でも大きい「馬の背」という丘に挑戦しました。砂地で傾斜ということもあり、登るのはなかなか大変でした。しかし、馬の背を登りきると日本海を見渡すことができました。砂丘散策中にはオアシスを発見しました。この時期は水がないようですが、元々水のあった場所のため、植物が見られました。最後に観光用のラクダに乗ってコースを一周してきました。
続いて、島根県松江市の松江城へ向かいました。松江城は現存する12天守の一つで国宝に認定されています。実践本位の設計が随所に見られる城で、最上階からは四方を見渡すことができました。城内では松江城や松江藩に関する展示が行われています。松江城周辺には武家屋敷があり、江戸時代に松江藩の武士が住んだ屋敷が残っています。
松江城の石垣に注目すると、記号が刻まれていました。この記号は分銅の記号で、松江城を築いた堀尾家の紋だそうです。工事の分担や石切り場の区別などのために、このような記号が付けられたそうです。武家屋敷では、当時の生活用品や道具が多く展示されていました。知らない道具もあり、どのように使っていたのだろうと考えながら見学してきました。
3日目の宿は島根県松江市の玉造温泉へ。玉造は古代から良質なめのうが採れ、勾玉が作られていた地だそうです。
歴史学分野、歴史遺産調査演習B、4日目へ続きます。