1月21日火曜日、佐藤ゼミの3年生は山形県立博物館を訪れました。
目的は今開催されている企画展を見るためです。
話は遡る事、去年の12月18日に佐藤ゼミの3年生は山形県立博物館で行われる企画展の展示のお手伝いをさせて頂くことになったのがきっかけでした。
この時は、展示用の台座の運搬や大きな山形城下絵図を配置するお手伝いをやらせて頂きました。
作業は城下絵図の配置のお手伝いの途中で終わってしまいましたが、山形県立博物館の方々からのご厚意もあり本日お手伝いさせて頂けた展示がどのように完成したのかを見に行ける事となりました。
展示されている山形城下絵図を見てみると、歴代山形藩主の城下の様子が分かりました。かつて57万石あったとされる最上氏から幕末の水野氏の5万石という時代ごとに不安定な状況へと陥った山形藩の姿が見受けることの出来る絵図でした。
また、最後の山形城主となった水野氏がいた時の絵図を今の山形の山形市の街の姿と比較すると、旧山形県庁の文翔館のある場所はまだ建物も立っておらず、空き地であったことに驚きました。
明治になってから新しい政治の場所にしようという事で建てられたそうです。
他にも、「文翔館が建てられるまでどこに県令はいたのか」「山形城の跡地ではどんな物が見つかったのか」などという貴重なお話を聞くことが出来ました。
佐藤ゼミ3年生の講義はこれで終了という事になりますが、春休みは石碑調査や卒論のための研究調査などまだまだやることがたくさんありますので、精一杯取り組んでいきたいなと思います。