歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2014-10-30

復興に伴う遺跡調査現場を見学

卒業生の招きで学生たちと宮城県山元町の震災復興に伴う集団移転・災害公営住宅建設に関わる発掘現場を見学に行った。

奈良・平安時代の製鉄遺跡(木炭窯跡群)と飛鳥時代の横穴墓群である。ここでは地元教委の職員のほか、岐阜県、新潟県、奈良県、山形県、宮城県の専門職員の方々が支援に入られていた。なかには20年ぶりにお会いした方もいた。もう3年も派遣されているそうだ。調査が遅れる分だけ町外に引っ越してしまう住民が増えるというプレッシャーを抱えながら、土地の記憶をしっかり保存するという仕事に責任を持つ。来年度の引き渡しに向け黙々と作業が行われていた。冬場も調査は休まないという。

帰りに作業員さん家のイチゴで作られたというワインをいただいた。あの山元産高級いちごである。

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