3日目は軍艦島、原爆資料館、平和公園などに行ってきました。すみません、写真少ないです!!!
まず最初に向かったのは軍艦島!!
正しくは「端島(はしま)」という名前の島なのですが、岸壁が島全体を囲い高層鉄筋アパートが立ち並ぶ外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになったそうです。2015年に「明治日本の産業革命遺産」になったことでも有名な海底炭鉱の島ですね。
私たちは軍艦島上陸・周遊コースを予約しました。上陸については当日の軍艦島付近の波の様子を見ない限り可能か不可能かわからない中・・・無事上陸!!上陸時間は40分。荒廃が激しいため、見学場所は限られています。ベルトコンベアの支柱やレンガ造りの建物、桟橋への階段部分などが残っており、そこが当時どのように使われていたのか、どんなものがあったのかを知ることができます。
見所がたくさんある軍艦島ですが、この島は「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つです。福岡県の官営八幡製鐵所、山口県の萩反射炉など全23資産により構成されてこその世界遺産です。その横の繋がりを知らずに見学すると軍艦島の価値を学ぶのは難しいかと思います。また、炭坑としての軍艦島を知るには対岸にある資料館へ行く必要があります。
軍艦島はどんどん荒廃していきます。数年後、数十年後・・・どのような姿で存在しているのか、そもそも存在しているかさえわからない状態です。手を加えるべき遺産か、手を加えるべきではない遺産か・・・。軍艦島をどう捉え、どう扱っていくのかが問題であると感じました。
軍艦島の次は原爆資料館です。・・・なのですが、17:00に平和公園集合ということになり、約5時間ほど自由時間でした。(原爆資料館と平和公園は必ず見学です)
私は友達と2人でグラバー園と大浦天主堂に行ってきました。(丁度いい写真がありませんでした・・・)グラバー園の中には軍艦島と同じ「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の1つの旧グラバー住宅、国指定重要文化財の旧リンガー住宅、旧オルト住宅などがあります。すぐ近くにある大浦天主堂は国宝となっています。グラバー園は当時の建物を活かしながら、中に展示をしてありました。また、おすすめのフラワースポットや衣装の貸し出しなども行っているようで、インスタ映えを狙う若い人も多く訪れるような観光の工夫もしていました。写真を撮ることに集中して歴史を学ぶことも忘れてないかな~なんて思うこともありました。大浦天主堂には博物館も併設されており、旧羅典神学校、旧長崎大司教館が活用されています。キリシタンの歴史以外にも当時の建築についても学ぶことができます。
路面電車に乗り原爆資料館を目指します。なかなか乗る機会のない路面電車・・・とても良かったです。山形にも欲しいですね!
さて、3日目の最後は原爆資料館と平和公園です。
原爆資料館には平日にも関わらず多くの人がいました。(団体客、外国人の方が目立ちました)当時の写真や物、長崎の街の惨状を再現したコーナー、映像、絵・・・など様々な 展示がありました。中には、実際に触れることができる展示も・・・。常設展示や長崎原爆についての解説が聴ける12カ国語の音声ガイドがあり、戦争、原爆の悲惨さを知るべきなのは日本人だけではないということを感じました。
実際の遺品や写真などを見て、文章を読んで、音を聴いて・・・。物だけでなく、人の言葉や映像も遺産として残っていました。原爆資料館の資料を保護するのも、実際の体験談を語り継ぐのも、今回学んだことを人に話すことも、長崎の「戦争」「原爆」を保存することなのだと思いました。
「戦争」というものを多く学ぶことができる場所です。戦争を知らない世代である私たちは必ず行かなければならない場所だと感じました。
4日目は長崎に別れを告げ、熊本へ向かいます。またね、長崎!!!