歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2014-10-13

文化財保存修復学科と合同授業 ー出土土器の保存処理ー

 

今年度の発掘調査で出土した土器の保存処理について、文化財保存修復学科米村ゼミと歴史遺産学科長井ゼミの合同ゼミを行いました。5月には、映像学科の屋代先生のゼミと合同ゼミを行っています。その時の様子は、コチラを御覧ください。

遺跡を発掘して出てくるものには、脆弱なものも多く、そのままの状態で長く保存することは出来ません。そのようなものには、保存処理が不可欠です。今回出土した土器も、そのように脆いものが多く、保存処理を施す必要があります。そこで保存処理をするにあたり、より良い保存の方法を探るため、考古学からの知識だけでなく、保存修復の先生や学生と協力して行おうということで合同ゼミを行うに至りました。

 

今回の合同ゼミでは、実際の遺物を目の前にしてどのようにすればよりよい方法で保存できるのか、両ゼミの学生と先生を交えてディスカッションを行いました。検討の末実際の遺物に処理を行いましたが、初めて見る方法にドキドキでした。今回施した処理は、数日乾燥させないとどのようになるかわからないそうですが、処理直後の状態は良好でした。

映像学科との合同ゼミの時も感じましたが、他分野の意見を聞いたり、方法を生で見るのはとても刺激的で勉強になります。今後も、両ゼミの学生同士で作業を続けていく予定ですので、お互いに学び合えるように頑張って行きたいと思います。

 

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