8月11日 今年も楢下の夏祭り(観音様の祭礼)に行ってきた。
楢下は江戸時代には宿場町だったところ。日本海側の大名らが参勤交代で行き来した。明治以降はありふれた農村集落として現在に至る。
明治150年、すでに宿駅機能が廃れて久しいが、この村がたどってきた独自の歴史が様々な遺産として継承されている。
斎藤幸彦さん(今年の地区会長)の弾き語り「おじいちゃんの村」「トマト」
秋田おばこにのせて女性たちが演じる「とっくり踊り」
若い男たちが倒れるまで踊る「丘を越えて」
「おじいちゃんの村」作詞・作曲/斎藤幸彦
1 僕のおじいちゃんの住んでる村は 緑のとってもきれいな村です
都会で生まれた僕にとっては 空の眩しすぎる村です
秋になれば色あざやかに 野山を彩るもみじ
小さな川は滝に流れて まるで絵葉書のような村です
2 僕のおじいちゃんの住んでる家は 茅葺き屋根の大きな家です
煤けた天井いろりの煙 昼寝のじゃまする柱時計
冬になれば軒の下まで 雪に埋もれるけれども
春には馴染みのツバメの夫婦が やって来る暖かな家です
3 僕のおじいさんのいけない癖は 話に夢中になると火鉢のふちを
トントン叩いて浪花節です 折れたキセルが年の半分
百三十段の石段 村の神様があります
息も切らさず毎朝登る とっても元気なおじいちゃんです
今年数え七十二才 とっても丈夫なおじいちゃんです