発掘調査は地権者や地域の方々のご協力によって成り立っている。感謝の意もこめて現地説明会を開催した。米沢市教委による第1次から今年度の第3次調査まで、3年間の調査成果を総括し、出土遺物も一堂に展示した。
説明には4人の3年生があたった。発表原稿を練り、前夜には大きな解説パネルを作って古墳の構造を説明した。するどい質問にたじろぐ場面もあったが、つつがなく発表を終えることができた。人に伝えることは大事だ。自分が何を知らないかを知ることができるから。
駐車場から現場までは山道を10分足らず歩く。何度か降った大雨で道のぬかるみがひどい状態となった。自前で若干の道普請をしたものの、湧水の激しい箇所はいかんともしがたかった。当日朝、市教委の発掘作業員の方々が道普請し、あっという間に長靴なしでも通れるようになった。その仕事ぶりに惚れ惚れする。一昨年の土のうの掘り出し、昨年の環境整備やトレンチの越冬養生など、ずいぶんお世話になっている。
赤鬼もしかり。
学生たちには日々辛い作業が続く。終盤は昼夜とわずで心身とも追い込まれていることだろう。が、周囲の支えがあってはじめてこのようなかけがえのない経験ができるのだ。感謝の気持ちを常に忘れないでほしい。