1月6日(火)
早朝からマンダレーのマーケットを散策。買い物客が多いうえ、露天に店を出しているので狭いところは歩くのにも苦労する。幸い女性は大きな荷物を頭の上に載せて歩くので幅はとらない。頭上運搬の習慣があるからか、女性はみなすらっと背筋がのびた歩き方をするし、普段の姿勢もいい。 マーケット近くの大きな交差点の信号、行く時(7:00)は消えていたのに、帰り(7:45)は点いていた。車が少ない時間帯は消しているようだ。ミャンマーは産油国なのでガソリンは安い。が、電力事情が悪く停電が多い。ホテルやゲストハウスの前には大きなジェネレーターがどんと座っている。もともと信号がなくても車やバイクは上手に行き交うので支障はない。 マンダレー空港でドライバーたちと別れ、チェックイン。1週間分の振り返りをしたあと、タイエアーの2人を見送る。お昼すぎエアアジアでドンムアン空港に飛ぶ。空港で1週間前に預けたスーツケースをピックアップし、ポット1箱をEMSで日本に送る。それから最近できたシャトルバス(無料)に乗ってスワンナプームに移動。メーターを押さないタクシーと喧嘩する不愉快さが解消された。空港で夕食と日誌のフォローアップを済ませ、深夜便で帰国。東京は晴れ、宇都宮まで晴れ、郡山あたりから雪・・・毎年繰り返す光景だ。30℃超から0℃の世界に戻るこの時間が私の年越しの実感になっている。 それにしても、初めての土地はこんなに人をわくわくさせるものか。最後までよくわからなかったのは、なぜミャンマーの犬はよそ者に敵意むき出しなのか。人との付き合い方がタイ・ラオスとは違うのだろう。今度はよく観察してみたい。
異文化に触れることはほんとうに刺激的で楽しいことだ。しかし未体験ゾーンではコミニュケーションの不調や大なり小なりのトラブルに遭遇する。不確実な状況のなかに出て行ってそこで起こる突発的な事態に対処し突破していく。若者がこれから社会に出て経験することも同じではなかろうか。社会に出ていくのにマニュアルはない。コミニュケーション力を鍛えるマニュアルもない。不確実性満載の旅は、きっと社会で必要な真のコミニュケーション力を培うものだと思う。